幸運の白龍 No.0149 18.12.01

幸運の白龍_________No.0149__18.12.01
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季節の野菜を
  たくさん召し上がっていただける
           創作中華料理店

今日のメニュー
● 味覚の冒険
● 12月の季節メニュー
● メルマガ会員様へ12月のサービス
● 12月とお正月の営業予定

● 味覚の冒険
こんにちは、キタです。
白龍トマト館の料理で感動するのは「食べたことのない料理がある」ということです。それを食べることをわたくしは「味覚の冒険」と呼んでいます。

人間、歳を取ってくると、つい保守的になってしまいます。いつも食べる好きなものばかりを注文するようになる。わたくしはそこに老いを感じてしまうのです。歳を取ってもささやかな冒険をしたいと思うのです。

白龍トマト館で初めてした冒険は確か「セロリレバーきくらげ炒め」でした。セロリとレバーときくらげが炒められていてそれで美味しいのか? 食べる前には予想がつきませんでした。ところが、食べると至高の味です。なんだこれはと驚いたものです。当時そもそもトマトタンメンというものも「なにそれ?」という状態でした。以来白龍トマト館ではいろいろな「味覚の冒険」をさせていただきました。いまでも思い出深いのは「マンゴーと牛肉の甘酢炒め」ですね。

初めて食べる味というのは美味しいか否かの判断が難しいものです。「マンゴーと牛肉の甘酢炒め」を初めて食べたとき「これは美味しいのか?」と思いました。マンゴーの甘さと牛肉の香り、それにパプリカの苦みが絡まり、うまいのかまずいのかわからなかった。「うまいといえばうまいかもしれないけど、まずいかもしれない、えーいどっちだ?」という状態。困惑して帰り、二、三日してから「また食べたいかも」と思うようになり、翌週にもう一度食べたらうまかった。味覚って不思議なものですね。とてもいい「味覚の冒険」をさせていただきました。

つい先日も新たな「味覚の冒険」に旅立つことができました。それは「カブと柿と小松菜の胡麻ソース炒め」です。写真はこちらです。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/18-12-01/

粋な小料理屋などに行くとこの季節「柿とカブのなます」が出てきたりします。カブと柿の歯ごたえが似ていて、味に陰陽があって美味しいものですが、この組み合わせが中華で出て来るとは思いませんでした。カブと柿と小松菜にしめじも絡み、そこにかかる胡麻ソースがうまく四者をまとめています。まったく初めての味覚なのでどう表現したらいいのかわかりません。モグモグしながら何を思い出すかを感じてみました。すると、中国は桂林の、水墨画のような景色を思い出しました。

もう30年以上前に仕事で桂林に行きました。そこに流れている漓江という川を船でくだりながら食事をしました。そのときに出てきた小海老の入った青菜の炒め物を思い出したのです。「カブと柿と小松菜の胡麻ソース炒め」にも微かに魚介類を感じます。シノさんに「海老のような香りは何ですか?」と聞くと「ナンプラーがちょっと入ってます」とのことでした。

「味覚の冒険」は古い思い出を連れてくることがあります。桂林で出会った人たちは今頃どうしているのでしょう。

● 12月の季節メニュー
・殻付きホタテの長ネギしょうがスープ煮 800円前後
ぜひホタテはじっくりと噛んで、味わってお楽しみ下さい。
仕入れたホタテの大きさによって価格に多少の変動がございます。
いいホタテが仕入れられない場合もございます。その際にはご提供できないこともあることをご了承ください。

● メルマガ会員様へ12月のサービス
メルマガ会員様への今月のサービスは、1グループに2つ、ミニ杏仁豆腐を提供させていただきます。
スマホにこのメールマガジンを表示させるか、プリントアウトした「幸運の白龍」を提示の上、ご注文下さい。

● 12月とお正月の営業予定
12月は24日(月)が23日天皇誕生日の振り替え休日です。
なので、24日(月)は営業し、翌25日(火)にお休みをいただきます。
忘年会シーズンに入るため、団体様とご同席になることや、店内が貸し切りの日も出てきます。
現在決まっている二階の貸し切り日は以下の通りです。一階は通常通り営業いたしますが、席数が限られるのでご迷惑をおかけいたします。
12月14日(金)夜
12月18日(火)夜
12月21日(金)夜
営業予定が一目でわかるカレンダーはこちらにございます。
http://bit.ly/tomatancal
新たな予約が入ったり、当日の変更などもございますので、ご来店の際はお電話でお問い合わせください。
03(5988)7330

来年2019年1月は3日(木)から営業いたします。
3日(木)のランチは定食がございません。夜は20時までの短縮営業とさせていただきます。
4日(金)から通常通りに営業をする予定ですが、仕入れの状態によっては定食が5日(土)からのご提供となるかもしれません。ご承知おきのほど、よろしくお願いいたします。4日(金)に定食をご希望の方はお手間をおかけして恐縮ではございますが、1月3日(木)以降にお電話でご確認ください。

次号は2019年1月2日(水)に配信予定です。
配信エラーにより、届かないことが
ございます。
2日間過ぎても届かない場合は
info@tomato-tanmen.com
までご連絡ください。

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第38回 おいしいものをたくさん食べたい

おはようございます! ふうです。

ひさしぶりに美咲ちゃんと白龍トマト館に行きました。
最近ゆっくりお話ししてないねってことで、
日曜のお昼にお邪魔ししました。
ふうの最近の悩みはちょっとふっくらしてきたこと。
しかも、秋。
おいしいものが大挙して誘惑してきます。
「ダメヨ〜、ダメダメ〜」とか言って
誘惑を断ち切ろうとするんだけど
「ふうちゃん、いいじゃないの〜」
とおいしいものが迫ってきます。
キャー!
そういうわけで、美咲ちゃんとのお昼ご飯も
少し抑えめにいこうと思います。
カウンターがいっぱいだったので二階のテーブルへ。
奈々ちゃんに、「今日のおいしいものは?」と聞いたら、
季節メニューに「茄子のサクサク衣揚げ」が入ったとのこと。
それだ! 「それにご飯とスープを」とひかえめに頼みました。
ところが美咲ちゃんは、
「わたしは、海老巻揚げとセロリレバーきくらげ炒めと…」
思わずふうは言ってしまいました。
「と?」
「そう、と、トマトタンメン」
「ひとりでそれだけ食べるの?」
「ん? いつもそのくらい食べてたじゃない」
く、くやしい、私もそのくらい食べたい。
なんでそんなに食べるのに美咲ちゃんはスリムなんだろう?
ふうの微妙な表情を見て美咲ちゃんは言いました。
「少しは食べるでしょう?
 サクサク衣揚げもちょっと食べさせてね」
「も、もちろんよ」
ああ、なんてあっさりと誘惑に負けてしまうのかしら。
ダメなふう。
まずは茄子のサクサク衣揚げと海老巻揚げが来ました。
こうしてひとつずつ料理がやってくると
絶対二人で分けてたくさん食べちゃうと思ったので
「ご飯とスープも下さい」と言ったら、
「ご飯持って来ていいんですか?」と奈々ちゃん。
「はい、最近すこ〜し太っちゃって、
 食べるのこれだけにしようと思って」
美咲ちゃんが言いました。
「ふうちゃん、どうかしたの? 全然太ってなんかないじゃない」
「そうでもないのよ、三キロ太った」
奈々ちゃんが「わかりました、ご飯とスープを持って来ます」と言って、
下に降りていきました。
「全然気にすることないよ。誰かから聞いたんだけど、
 自分が太っていると思い込むと太りだすらしいよ」
「だって三キロよ」
「平気だって。運動するように心がけた方がいいけど、
 食べないとかえって栄養が消費されなくなって
 不健康に太るってよ」
「う〜ん」
目の前にある茄子のサクサク衣揚げをパクッ。
サクサク。
あ、おいしい。
「このなす、サクサクしてホクホクしておいしい
 山椒の香りが絶妙。
 美咲ちゃん、食べてみて」
「本当? じゃあ、いただくね」
美咲ちゃんは箸を延ばして食べました。
何回か噛むとパッと目を見開いて「おいしい!」。
美咲ちゃんの瞳がクリクリッと動きました。
「このサクサク感がたまらないね。
 海老巻揚げも食べて」
「う、うん」
頭の中では「ダメヨ〜、ダメダメ」とささやいているけど
海老巻揚げの「いいじゃないの〜」には逆らえない。
食べようかどうか迷っていると美咲ちゃんが、
「気にしなければ平気だって」と背中を押します。
パクッ。
パリパリッ。
皮の歯ごたえのあとに、大葉の香りが来て、
海老を噛みしめるごとに
その味がジュワッと出てきます。
「うーん、おいしい」
ふうのたががはずれてしまいました。
あとはきっと、あなたのご推察の通りです。
写真は、これで我慢しようとした
茄子のサクサク衣揚げと、ご飯にスープ。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/14-11-15/
杏仁豆腐までいってしまった。(ため息)

ふうでした、またね~♪

「*次回の配信は2014年12月2日(火)を予定しております。
 配信エラーにより届かないことがございます。
 配信日を過ぎても配信のない場合は
 info@tomato-tanmen.comまで連絡をください。」

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幸運の白龍 No.0044 10.03.02

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今日のメニュー
● 日本一のセロリの作り手亡くなる
● 3月の季節メニュー二点
● 宴会のご予約・テイクアウト承っております
● 3月の営業予定

● 日本一のセロリの作り手亡くなる
ただいまセロリは旬真っ只中。
スジが少なくてみずみずしくて、甘味もあって本当に美味しい。
株の外側の青い部分は炒め物や煮物に、真ん中は浅漬けに、
中心部分はスープや生食でパリパリと、そして葉の部分は
一番栄養素がありますので、佃煮にしたり
刻んでパセリのような感覚で使うことが出来ます。
以下のURLの上の写真は見事な旬のセロリ。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/10-03-02/
セロリの初来日は16世紀の朝鮮出兵の際に
加藤清正が持ち帰ったという説が有力です。
清正といえば今年は明治神宮の清正の井戸を
携帯などの待ちうけ画面にすると願いが叶うということで
私も友人から井戸の写メールを頂き、
とりあえず待ち受け画面にしましたよ^^;。
お願いごとをまだ考えていないのですが・・・。
来日当時のセロリは、清正人参と呼ばれ
京菜のような小さくて細い株の
中国セロリ(芹菜)とほぼ同じものだったようです。
今現在国内生産されているセロリは
生産国一位のアメリカ産が原種です。
このアメリカ産原種のセロリを
東京都江戸川区で昭和33年から栽培し
まもなくして日本一のセロリと称され、
市場で常に最高価格で売りにだされていたという
「伊藤農園」の創業者さんが亡くなり、
42年続いた農園も最近その歴史の幕を閉じたそうです。
創業者の伊藤さんは、競りで日本一と賞賛される以上に、
購入してくださったお客様が「美味しい!」といって下さることが
なにより光栄だと言ってセロリ作りに励んでいたそうです。
3年ほど前にお客様が、話題の日本一美味しいセロリということで
「伊藤農園」のセロリをプレゼントしてくださり、
私たちは運良くそれを食すことが出来ました。
作り手の逝去により閉園とは悲しいことですが、
全国に散らばったお弟子さんたちが
おいしいセロリ作りに力を注いでいるそうです。
ちなみに白龍の先代がトマトタンメンを始めたのも
昭和32年のこと。
初めは中国セロリを使ったのかもしれませんが、
まだ珍しく高価だったセロリをなぜ麺のアクセントにできたのか
今となっては誰も語れる人が居ないのは残念です。

● 3月の季節メニュー二点
・セロリ漬け   480円
白龍の定番中の定番なのですが、
今の時期が一番美味しいセロリを提供できるので
改めてお勧めさせていただきます。
真ん中の写真がセロリ漬けです。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/10-03-02/

・セロリレバーきくらげ炒め  1070円
こちらも定番人気料理。
レバーがメインの料理ですが、
今が旬のセロリも是非味わっていただきたい一押し料理です。
トマトタンメンの白龍で、
これを食べて苦手なレバーが食べられるようになった!
という方も結構いらっしゃいます。
下の写真がセロリレバーきくらげ炒めです。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/10-03-02/

● 宴会のご予約・テイクアウト承っております
節句やお花見のオードブル、単品のお持ち帰りなど
白龍では皆様の楽しいお食事のお手伝いをさせて頂きたいと存じます。
ご予算やご人数などどうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。
会員(このメールマガジンをご購読のあなた)は
5%割引となりますので
ご予約の際にスタッフまでお申し出ください。
下記のURLをクリックしてください。
オードブルの一例がご覧になれます。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/menu-takeout/

●3月の営業予定
22日(祝・月)は営業いたします。
代わりに23日(火)に代休を頂きます。
その他は通常通り月曜定休で営業いたします。
次号は4月1日(木)に配信予定です。
配信エラーにより、届かないことがございます。
2日間過ぎても届かない場合は
hakuryu0808@nifty.com
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