幸運の白龍 No.0160 19.11.01

幸運の白龍_________No.0160__19.11.01
     http://www.tomato-tanmen.com
季節の野菜を
  たくさん召し上がっていただける
           創作中華料理店

今日のメニュー
● 食べ方図説
● 11月の季節メニュー
● 大小ご宴会承ります
● メルマガ会員様へ11月のサービス
● 11月の営業予定と連休、貸し切り日のお知らせ

●食べ方図説
白龍トマト館では一階カウンター席でまかないを食べます。

スタッフが勢ぞろいすると6~7席並ぶカウンターをスタッフが横並びに埋め尽くし、麺やら肉を炒めたものやら魚の干物など、同じものをほぼ同じ時間に食べ始めます。ランチタイムが終わる頃に2階席からおりてきたら、なんだかカウンターに並ぶ皿とスタッフ達を見た! 中華と違う干物を焼く匂いがした!というお客様もいらっしゃるでしょう。スタッフも休憩時間の確保と午後の仕事があるので、ランチタイム閉店時間前後に干物の匂いに遭遇してしまったお客様はどうかお許しくださいませ。
カウンターに並ぶまかないの写真
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/19-11-01/#Anchor-75000

ある日のまかないはあんかけのせタンメンとミニ炒飯、ランチタイムの付け合わせの残り野菜でした。先に麺を食べ進めていた女子スタッフKさんに調理スタッフのTくんが「あれ? Kさん、麺だけ先に片づけちゃうの? 途中で炒飯いかないの?」尋ねられたKさんは「炒飯はあとから。麺を先に食べます」。するとホールスタッフ眼鏡さんもいうのです。

「ボクも麺を先に食べちゃいますね。だって麺はのびちゃうし」

へえ。

「たとえば、昨日とんかつ食べたんだけどさ、とんかつ定食ならどこから箸つけます?」

Kさん「それは考えたことなーい」

「僕は真ん中からいきます」「ボクは端から2番目の肉から箸をつけるかな」

うーん、私だったら添えてあるキャベツでベジタブルファーストからの真ん中寄りの一つ右のとんかつかなあ。

最後の一口は白いご飯で締めたい平野ですが、これもおかずと混ぜてかき込む、汁ものを最後にするなど食べ終わりについても聞けばちょっとした順番の違いがでてきます。好きなものばかりじゃなく三角食べ(おかずと汁ものとご飯を行き来しながら食べ進めること)をしなさいと親によく言われました。

話の流れから「食べ方図説 崎陽軒のシウマイ弁当編」という同人誌が話題となっているのを思い出しました。多くの人が知っている崎陽軒のシウマイ。特に昭和生まれ世代ではシウマイといえば崎~陽~軒♪のCMの歌が頭をよぎります。老舗崎陽軒の「シウマイ弁当」の中身を思いだせる人はいますでしょうか? 横浜近郊から新幹線に乗る人はお弁当売り場で目にしたことがあるはず。

メインのシウマイが5個並び、ゴマを振った白飯が俵型に区切られて2列×4個で並んでおり、真ん中に小梅、おかずにレンコンや筍の煮物、かまぼこと玉子焼き、漬けものと箸休めに干しアンズなどが入っている。

この弁当を食べる順番に興味を持った市島晃生さんは、かつて高視聴率の料理バラエティー番組「料理の鉄人」など手掛けたTVプロデューサーだそうですが、食に造詣の深い著名人達にどの順番から箸をつけるのか聞いて見たら、三者三様で面白かったから本にしてみた、というのです。

興味を持ったので本屋に探しにいったら、同人誌のコミュニティーマーケット(以下コミケ)で売り始めた本なので今も同人誌を扱う一部の店舗でしか販売されていないそう。

2017年に発行されたのですが、著名人が取材に協力していることもあってか、2019年までにシリーズ化して現在「食べ方図説カツカレー編」などもでているとネットでみました。

取材された著名人の例を挙げるとシウマイ崎陽軒の社長をはじめ、小山薫堂さんや、いまや「孤独のグルメ」のテレビ番組で人気作家の久住昌之さんなど、話題に事欠かない方々が取材に応じているとか。

シウマイ弁当を食べる順番を取材して弁当の写真に食べる順番に番号を振ってつづったというこの本を手に取る人は、自分だったらどの順番で食べるだろうか?と思って、シウマイ弁当を買ってしまうかもしれません。私も今なら迷いなくシウマイ弁当を買って、自分の食べる順番を確認したくなるでしょう。

きっちり納まった弁当箱の中はちょっとした寸劇みたいですね。主役(ここではシウマイ)がいて主役を引き立てるおかず達がいて、個性あるおかず達をまとめる白飯があって、弁当を作る側は食べる人に満足してもらえるように栄養とか味の変化なども考えておかずというキャストを選んで箱に納めてくれる訳ですね。

なんとなく食べる順番など意識せず、並んだおかずとご飯を平らげていることもありますが、寸劇を楽しむように、自分が一番満足する食べ方を探求してみても面白いかもしれません。

さて、私が食の職に携わるスタッフ達に思いだしたままにシウマイ弁当の話をしたところ、「それってどうでもいい。著名人取材されてても弁当の順番とかあまり興味・・・」とか言い放たれて、その日のまかないの食卓は進んでいきました。

軽くスルーされたよ(流されたよ)・・・と思いながらまかないを食べている間にも今度は「じゃあ、オムライスはどうたべる?」「俺は真ん中割って、ケチャップと混ぜながら食べる」「ご飯の少ない端の玉子&ご飯から」などなど。

たった今!どうでもいいって言った食べる順番の話してますけど何が違うんですか?

話を流されたことに軽く傷心をおぼえた次の日、まかないがなんと「ミルフィーユとんかつ」でした! お店の肩ロースの残りを重ねてさくっと揚げたやつ。食べ始めた時にスタッフみんなに、「ねえねえ、昨日の続きだけれど、とんかつどこから食べた?」と聞いたら・・・。

「あれ、今日は端から食べた」「俺も」「ボクも右端から」「まあ、普段その程度だよねWWW」

私のみスルーされた昨日の答えに嘘はないぞ、と言わんばかりに、添え野菜のキャベツを経て真ん中寄りの一つ右にあるとんかつを口に運ぶのでした。
(参考:シウマイ弁当)
https://r.nikkei.com/article/DGXKZO50787590Z01C19A0BC8000

● 11月の季節メニュー

・肉団子白菜巻きスープ煮込み 1100円(税込) 11月中旬くらいから
秋深くなり気温が下がるにつれて身体のあたたまるものが恋しくなりますね。
白菜の芯がふとってこれから甘みも増しておいしくなります。白菜の葉をぜいたくに使って包んだ肉団子を和風醤油煮込みで仕上げた大きなロール白菜です。ご賞味ください。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/19-11-01/#Anchor-75300

・柚子と青唐辛子のタンメン 1110円(税込) 11月中旬くらいから
白龍トマト館唯一、醤油ベースのタンメンです。茹でたほうれん草の上に炒めて香りをだした白ネギと青唐辛子の辛さがトッピングされています。ゆずの風味が食欲をそそる冬の人気タンメンです。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/19-11-01/#Anchor-75600

●大小ご宴会承ります。
白龍トマト館で忘年会をしませんか?
ご予算、飲み放題などご要望に添えるよう伺います。
コースについてはホームページのご宴会例を参考になさってください。
土日祝日は貸し切り宴会をお受けしておりません。
御了承ください。

● メルマガ会員様へ11月のサービス
メルマガ会員様への今月のサービスは、人気のミニ杏仁豆腐を1グループに2名様まで提供いたします。スマホにこのメールマガジンを表示させるか、プリントアウトした「幸運の白龍」をスタッフにご提示下さい。

● 11月の営業予定と連休、貸し切り日のお知らせ
4日(祝・月)は営業いたします。
5日(火)、6日(水)は連休させて頂きます。
4日(月)、23日(土)はいずれも祝日に当たるため、ランチタイムは定食メニューはありません。
通常メニューをお楽しみください。
28日(木)は一日を通して店内貸し切りとさせていただきます。
その他は通常通りの営業予定ですが、宴会シーズンのため、これから貸し切りなどの営業日が出てくるかもしれません。
営業予定カレンダーをご覧いただくか、直前のご来店については白龍トマト館までお電話にてご確認ください。

HPに営業予定カレンダーがございます。
http://bit.ly/tomatancal

次号は2019年12月1日(日)に配信予定です。
配信エラーにより、届かないことがございます。
2日間過ぎても届かない場合は
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第24回

おはようございます! ふうです。

自分では買わないもので、これは絶対素敵!
と思えるものをもらうととってもうれしいですよね。
たとえば最近これが欲しいなぁと思ったのは
キル フェ ボンの「宮崎県産完熟マンゴーのタルト」。
見ただけでおいしそうと思います。
だけどなかなか食べられない。
なにしろ 1 piece で1890円です。
丸ごとホールで買うとなんと17,955円。
自分で食べると考えると高過ぎです。
普通のサラリーウーマンには
よっぽどのことがないと無理です。
でもそこがお店のうまいところ。
白馬の王子様が買ってくれるのにこれほどいいものは
あ・り・ま・せ・ん。
私のボーイフレンド候補者に申し上げます。
私を口説きたいならマンゴータルトよ。
ああすっきりした。
もしマンゴータルトがだめでも、
白イチゴのタルトでも許してあげる。
ホールで11,970円。
ま、安いでしょ。

前回の「幸運の白龍」に
アサリの酸ラータンメンが載っていたので
食べにいきました。
カウンターに座って注文したらシノさんが、
「ふうちゃんは味に繊細だから汁そばのほうがいいと思うよ」
と言うのです。
なにその汁そばって?と聞くと、
「ママさんと喧嘩しながら作ったんだ」
と得意げです。
「なんで喧嘩したの?」
「もちろんアサリの酸ラータンメンもおいしいけどさ、
あれってアサリの味がよくわからなくなっちゃうんだよね。
辛くて酸っぱいじゃん。
せっかくいいアサリを仕入れたんだから
その良さを引き出さないともったいないって喧嘩したの」
「それで?」
「それでアサリの汁そばってのを作ったんだ。
スープをあっさりとさせて、アサリの味を引き出す。
アサリだからあっさりね」
なにオヤジギャグ飛ばしてんだと思いながらも聞きました。
「ママさんはOKだしたの?」
「ママさんはさぁ、OKなんて出さないんだよ。喧嘩した手前。
だけどメニューに載ったんだからOKってことじゃないの?」
「じゃあそれ食べてみる」
「あいよー」
シノさんはウキウキしながら作ってくれました。
「はい、これがアサリの汁そば」
写真はこちら。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/11-05-15/
一口すするとパッとアサリの香りが広がります。
「おいしい!」
「だろ! 俺はこっちのほうが白龍っぽいと思うんだ。
もちろん酸ラータンメンにアサリが入るのって
それはそれで贅沢でおいしいんだよ。
辛さと酸っぱさの奥にアサリのうまみが隠れていてね。
でもさ、アサリだけの味もいいじゃん。
絶対これが好きって人がいるよね」
「いるいる」
アサリのほかにターサイ、ねぎ、黄ニラ、えのき、ゆずなど
繊細な食材たちが柔らかい味のハーモニーを作っています。
「すごい、シノさんこんなの作るんだ」
「なにね、いつもここにお世話になっているからね。
白龍らしい味がちょっとはわかってきたんだな」
私がニッと微笑むとシノさんはさらに言いました。
「ちょっとだよ」
マンゴータルトをさっそうと買って来てくれる彼氏もいいけど
はにかみながらおいしいものを作るシノさんも素敵だなぁ。。。
でも、彼氏にはしないけど。

ふうでした、またね~♪

「*次回の配信日は2011年6月1日(水)を予定しております。
配信エラーにより届かないことがございます。
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