幸運のおまけ ♪ No.0040 15.05.15

幸運のおまけ ♪ _________________No.0040__15.05.15
            http://www.tomato-tanmen.com
季節の野菜をたくさん召し上がっていただける中華料理店

第40回 セロリ漬けと大豆もやしの奇跡

おはようございます! ふうです。

先日、白龍トマト館のカウンターに座って
マンゴーと牛肉の甘酢炒めにご飯をいただき、
お漬物の二点盛りにセロリ漬けと大豆もやしを選んで食べていました。
マンゴーと牛肉の甘酢炒めの写真はこちら。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/15-05-15/
この季節になると登場するマンゴーと牛肉の甘酢炒めは
はじめて食べたとき「おいしいのかな?」と
実はちょっと心配だったのですが、
一度食べて病みつきになりました。
奈々ちゃんは「甘いマンゴーをおかずにご飯食べられる?」と
心配していましたけど、ふうは大好きです。
マンゴーの甘さと牛肉の味が絶妙にマッチして、
甘酢の塩っぱくて酸っぱくて甘いソースが絡んで
一緒にご飯を食べると、あまりにも美味しくて
いつもおかわりしたくなります。
それにセロリ漬けのコリコリと大豆もやしのシャクシャクが
素敵なハーモニーを奏でます。
「おいしいなぁ」と思っているとき、
奈々ちゃんが隣の席に座っていた女性を紹介してくれました。
「ふうちゃん、榎本さんに会ったことあったっけ?」
そう言われ、顔を見ると確かにどこかで会ったような気がします。
でも、いつどこで会ったのか思い出せません。
「セロリ漬けと大豆もやしを食べる映像に出ていた榎本さんよ」
思わず「あーっ」と言ってしまいました。
この映像です。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/movie/celeryzuketodaizumoyashi/
それでびっくりなお話しを聞きました。
あの映像は10分で終わるように食べてくれと頼まれて
一生懸命食べたそうですが、
10分では終わらず、15分以上かかり、
前編と後編に分かれています。
榎本さんは必死に食べたそうですが、
普段のんびりと食べるそうで、とっても大変だったとか。
確かにそう言われて映像を見ると、モグモグと
休むひまなく食べています。
ここからが奇跡のお話です。
あの映像をご覧になったあるお客様が、
榎本さんが必死に食べているのを見抜き、
「あの食べっぷりに感動した」と言い、なんと
「今度あのセロリ漬けと大豆もやしを食べていた女性が来たときに
プレゼントしてくれ」と紹興酒を一本ボトルキープしたそうです。
すご〜い。
それで、奈々ちゃんは女性が一人でも楽に食べられるように
お漬け物の二点盛りをメニューに入れたのだとか。
その話しを聞いたとき、ちょうど二点盛りを食べていたこともあり、
あの映像がそんな素敵な物語を生み出していたなんてと、
ふうは感激してしまいました。
実は榎本さんは、白龍のメニューをずっと作っている方だとか。
あのなんか知らないけどやたらと美味しそうな文字を書いていたのが
榎本さんだったんですね。
新しいメニューの打ち合わせに来ていたそうで、
もうすぐその新しいメニューが白龍トマト館で使われるのだとか。
デザインやお料理の配列などふたりでいろいろと相談していました。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/15-05-15/
何気なく見ていたメニューにも、こんな苦労があったなんて知りませんでした。
新しく登場するメニューが楽しみ。
ふーは最後にマンゴーババロアをいただきました。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/15-05-15/
「マンゴーと牛肉の甘酢炒め」のマンゴーと
「マンゴーババロア」のマンゴーは、そのときどきによって
二種類のマンゴーを使い分けているそうです。
食材はもちろん、メニューにもこだわりのある白龍トマト館の姿勢に
ふうはまたまた惚れ直しました。
奈々ちゃん男前、かっこいいー。

ふうでした、またね~♪

「*次回の配信は2015年6月2日(火)を予定しております。
 配信エラーにより届かないことがございます。
 配信日を過ぎても配信のない場合は
 info@tomato-tanmen.comまで連絡をください。」

______________________________________________

このメールマガジンは『白龍の門』を利用して発行しています。
ご登録・解除の連絡は webmaster@tomato-tanmen.com まで。

白龍トマト館ホームページ
http://www.tomato-tanmen.com/

白龍トマト館メールマガジン配信サイト『白龍の門』
http://www.tomato-tanmen.com/whitedragongate/

ツイッター「白龍トマト館」
http://twitter.com/tomatotanmen

facebook「白龍トマト館」
https://www.facebook.com/hakuryutomatokan.tomatotannmen

幸運のおまけ ♪ No.0039 15.02.15

幸運のおまけ ♪ _________________No.0039__15.02.15
http://www.tomato-tanmen.com
季節の野菜をたくさん召し上がっていただける中華料理店

第39回 マニ車をまわす

おはようございます! ふうです。

先日、白龍トマト館に行くと、なにやら見慣れないものが
ティファニーのランプの前にありました。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/15-02-15/
近づくとメモがあります。
「マニ車
チベット仏教で用いられる転経器です。
時計回りに一回まわすごとに
お経を一度となえたことになるという仏具です。
チベットから留学してきたスタッフが
帰国後に商売繁盛と健康を祈願し、
人魂の儀式をして贈ってくれました。
ご自由に回してみて下さいね。
ただし時計回りにお願いします」
読んでいると奈々ちゃんがやってきました。
「これ、ひょっとしてジュンツォさんがくれたの?」
「そうなのよ、チベットから贈ってきてくれたの」
「まわしてもいい?」
「時計回りにね」
ハンドルのように飛び出した龍の頭を持ってマニ車をクルクルクル。
回すと強力な磁場のようなものを発します。
速く回すと磁場が強くなるので夢中で回しました。
クルクルクルクルクル…
白龍トマト館の店内がみるみるうちに透明になっていきます。
はっと気づくと、ふうはチベットにいました。
広い大地、さえぎるもののない大きな空。
向こうから馬を引いたおじいちゃんがやってきます。
「なにをしてるんだ?」
チベット語で話しかけられたのに意味がわかります。
「あの、ジュンツォさんのお宅は?」
「ああ、日本に行ってきたジュンツォさんね。
丘の上に大きな木があるだろう。
あそこに行くと細い道が丘の向こう側に通じているから、
それを降りていって右側にある。
近くに行ったらまた誰かに聞くといい」
お礼を言うとおじいちゃんがニッと笑いました。
前歯が一本なかったのが印象的。
言われた通りに歩いていくと、一軒のおうちがありました。
「一軒しかないなら聞く必要ないじゃん」
と思いながら、家の前でジュンツォさんを呼んでみました。
すると「ふうちゃん!」と言いながら
ジュンツォさんが出てきました。
喜んで飛び跳ねながら握手をしました。
「ちょうど白龍で習った椎茸の紹興酒炒めを作ったんだ
食べていかない?」
「食べる、食べる」
うちのなかに入ると、まだ幼いジュンツォさんの娘さんが
スプーンで椎茸の紹興酒炒めを食べていました。
挨拶をすると恥ずかしがって上目遣いになりました。
かわいくて、キュンとしました。
私も花柄の模様のついたお皿にいただき食べました。
肉厚の椎茸にスープがしみ込み、まさに白龍の味です。
噛むごとにジュワッとスープがあふれてきます。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/15-02-15/
プンとお酒の香りがします。日本酒の香りにも似ている。
懐かしいなぁと思って目を開くと、
白龍トマト館のカウンターです。
「あれ?」と思っていると奈々ちゃんが
「椎茸の紹興酒炒め、日本酒に合うからって、
一度にそんなに飲んだら酔っぱらうんじゃない?」
目の前には食べかけの椎茸の紹興酒炒めと熱燗があります。
「あれ? あれ? あれ?」いったいどうしたんだろう?
あたふたしていると奈々ちゃんが、
「どうかした?」
「いや、なんでもない」
平静を装いましたが、
胸にあるモヤモヤを吐き出したくてこう言いました。
「マニ車に幸せをいただいた」

ふうでした、またね~♪

「*次回の配信は2015年3月1日(日)を予定しております。
配信エラーにより届かないことがございます。
配信日を過ぎても配信のない場合は
info@tomato-tanmen.comまで連絡をください。」

______________________________________________

このメールマガジンは『白龍の門』を利用して発行しています。
ご登録・解除の連絡は webmaster@tomato-tanmen.com まで。

白龍トマト館ホームページ
http://www.tomato-tanmen.com/

白龍トマト館メールマガジン配信サイト『白龍の門』
http://www.tomato-tanmen.com/whitedragongate/

ツイッター「白龍トマト館」
http://twitter.com/tomatotanmen

facebook「白龍トマト館」
https://www.facebook.com/hakuryutomatokan.tomatotannmen

幸運のおまけ ♪ No.0038 14.11.15

幸運のおまけ ♪ _________________No.0038__14.11.15
            http://www.tomato-tanmen.com
季節の野菜をたくさん召し上がっていただける中華料理店

第38回 おいしいものをたくさん食べたい

おはようございます! ふうです。

ひさしぶりに美咲ちゃんと白龍トマト館に行きました。
最近ゆっくりお話ししてないねってことで、
日曜のお昼にお邪魔ししました。
ふうの最近の悩みはちょっとふっくらしてきたこと。
しかも、秋。
おいしいものが大挙して誘惑してきます。
「ダメヨ〜、ダメダメ〜」とか言って
誘惑を断ち切ろうとするんだけど
「ふうちゃん、いいじゃないの〜」
とおいしいものが迫ってきます。
キャー!
そういうわけで、美咲ちゃんとのお昼ご飯も
少し抑えめにいこうと思います。
カウンターがいっぱいだったので二階のテーブルへ。
奈々ちゃんに、「今日のおいしいものは?」と聞いたら、
季節メニューに「茄子のサクサク衣揚げ」が入ったとのこと。
それだ! 「それにご飯とスープを」とひかえめに頼みました。
ところが美咲ちゃんは、
「わたしは、海老巻揚げとセロリレバーきくらげ炒めと…」
思わずふうは言ってしまいました。
「と?」
「そう、と、トマトタンメン」
「ひとりでそれだけ食べるの?」
「ん? いつもそのくらい食べてたじゃない」
く、くやしい、私もそのくらい食べたい。
なんでそんなに食べるのに美咲ちゃんはスリムなんだろう?
ふうの微妙な表情を見て美咲ちゃんは言いました。
「少しは食べるでしょう?
 サクサク衣揚げもちょっと食べさせてね」
「も、もちろんよ」
ああ、なんてあっさりと誘惑に負けてしまうのかしら。
ダメなふう。
まずは茄子のサクサク衣揚げと海老巻揚げが来ました。
こうしてひとつずつ料理がやってくると
絶対二人で分けてたくさん食べちゃうと思ったので
「ご飯とスープも下さい」と言ったら、
「ご飯持って来ていいんですか?」と奈々ちゃん。
「はい、最近すこ〜し太っちゃって、
 食べるのこれだけにしようと思って」
美咲ちゃんが言いました。
「ふうちゃん、どうかしたの? 全然太ってなんかないじゃない」
「そうでもないのよ、三キロ太った」
奈々ちゃんが「わかりました、ご飯とスープを持って来ます」と言って、
下に降りていきました。
「全然気にすることないよ。誰かから聞いたんだけど、
 自分が太っていると思い込むと太りだすらしいよ」
「だって三キロよ」
「平気だって。運動するように心がけた方がいいけど、
 食べないとかえって栄養が消費されなくなって
 不健康に太るってよ」
「う〜ん」
目の前にある茄子のサクサク衣揚げをパクッ。
サクサク。
あ、おいしい。
「このなす、サクサクしてホクホクしておいしい
 山椒の香りが絶妙。
 美咲ちゃん、食べてみて」
「本当? じゃあ、いただくね」
美咲ちゃんは箸を延ばして食べました。
何回か噛むとパッと目を見開いて「おいしい!」。
美咲ちゃんの瞳がクリクリッと動きました。
「このサクサク感がたまらないね。
 海老巻揚げも食べて」
「う、うん」
頭の中では「ダメヨ〜、ダメダメ」とささやいているけど
海老巻揚げの「いいじゃないの〜」には逆らえない。
食べようかどうか迷っていると美咲ちゃんが、
「気にしなければ平気だって」と背中を押します。
パクッ。
パリパリッ。
皮の歯ごたえのあとに、大葉の香りが来て、
海老を噛みしめるごとに
その味がジュワッと出てきます。
「うーん、おいしい」
ふうのたががはずれてしまいました。
あとはきっと、あなたのご推察の通りです。
写真は、これで我慢しようとした
茄子のサクサク衣揚げと、ご飯にスープ。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/14-11-15/
杏仁豆腐までいってしまった。(ため息)

ふうでした、またね~♪

「*次回の配信は2014年12月2日(火)を予定しております。
 配信エラーにより届かないことがございます。
 配信日を過ぎても配信のない場合は
 info@tomato-tanmen.comまで連絡をください。」

______________________________________________

このメールマガジンは『白龍の門』を利用して発行しています。
ご登録・解除の連絡は webmaster@tomato-tanmen.com まで。

白龍トマト館ホームページ
http://www.tomato-tanmen.com/

白龍トマト館メールマガジン配信サイト『白龍の門』
http://www.tomato-tanmen.com/whitedragongate/

ツイッター「白龍トマト館」
http://twitter.com/tomatotanmen

facebook「白龍トマト館」
https://www.facebook.com/hakuryutomatokan.tomatotannmen