幸運の白龍 No.0189 22.04.01

幸運の白龍__________No.0189__22.04.01
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今日のメニュー
● 花冷え
● 4月の季節メニュー
● 今月の会員様特典
● 4月の営業日のお知らせ

● 花冷え
まん延防止重点措置が解除され時間制限がなくなったので、すこしづつではありますがディナータイムのお客様も戻ってきてくださっています。

都内の桜も満開を迎えて、今週の週末くらいまでが見ごろでしょうか?

桜が満開を迎えると必ずと言っていいほど翌日くらいに悪天候で強風が吹いたり冷たい雨が降ったりとお天気が意地悪をしますね。

日本酒のお燗の温度の呼び方で「花冷え」という塩梅がありますが、春を迎え暖かくなってきた頃に急激に寒い日が混じる丁度3月下旬から4月上旬のこんな時期の気温を日本酒の温度に例えたものだそうです。正確にはお燗の温度ではなくて、冷酒の温度の呼び方で、10℃くらいなんだとか。

四季のある日本だからこそ生まれた例えなのでしょう。日本語って美しいですね。

納品したばかりで冷やし始めたばかりの日本酒を「まだ冷やし切れてないんですが・・・」と申し訳なく思いながらお客様につたえたときに、「花冷え」くらいでちょうどいいね。とおっしゃっていたので桜の季節になるとそのお客様とのやりとりを思い出します。

前にも書いたかもしれませんが、新江古田駅から白龍までの間にあるお蕎麦屋さんの古木の桜の枝ぶりが見事で、毎年立ち止まって見とれてしまいます。

毎年同じように咲くのに、この季節になるとスマホの画質頼みの腕で、何枚も同じような桜の花の写真を撮ってしまうのは私だけではないはず。

ただ、ここのところウクライナとロシアのニュース、長びいているコロナウィルスによる自粛生活で毎年当たり前だったことがそうでなくなってしまうという不安感、危機感を持つようになりましたよね。

ですから、この日常が幸せ、と噛みしめて口を開けておばかさんみたいに上を見上げて何枚も同じ写真を撮ったっていいよね、と思う平野でした。

来年も同じ景色でありますように。

● 4月の季節メニュー
鶏むね肉と春ピーマン、新筍の塩炒め 税込み1100円

いわゆる青椒肉鶏絲(チンジャオヂーロースー)のことで、青椒肉絲(チンジャオロースー)の鶏肉バージョンです。

筍が出回り始めたらおススメメニューにのりますのでお楽しみに。

● 今月の会員様特典
お店でお食事いただいたひとグループ様に2点までミニ杏仁豆腐を差し上げます。

ご来店いただいた全員が会員様というグループには申し訳ないのですが、2点までのサービスとさせていただきます。

その代わり4月のあいだは毎日ご来店いただいても特典をご利用いただけるようにい
たします。

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● 4月の営業日のお知らせ
4月25日(月)26日(火)は連休をいただきます。

4月29日(祝・金)は昼夜営業いたします。ただしランチタイムの定食はありません。

そのほかは月曜日定休日です。

火曜日の営業は夜としていますが、スタッフが少ない日のため2階席のみのご案内とさせていただきます。

またお電話になかなか出られないこともございます。15時~17時の間にお問合せくださるとありがたいです。

ホームページに営業予定カレンダーがございます。
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次号は2021年5月1日(日)に配信予定です。
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2日間過ぎても届かない場合は
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幸運の白龍 No.0187 22.02.01

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今日のメニュー
● 珍竹の思い出
● 今月の会員様特典
● 2月の営業日のお知らせ

● 珍竹の思い出
こんにちは。キタです。

レバニラきくらげ炒めを食べたあとにスペシャルチャーハンに行こうと思ったのですが、汁物が欲しくて奈々子さんに何かいいものないかと聞きました。すると「ゆずワンタンなんかどうですか」と言われ、それを頼みました。一人で欲張って、あれもこれも食べたいおじさんにはちょうどいいサイズです。でも、このサイズのものを一つ一つ丁寧につくるって手間だし、大変だろうなと思いました。
ゆずワンタンの写真はこちら。(五個入り、税込660円)
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/22-02-01/
細切りのネギ、細かく削ったゆず。つるんとしたワンタン。醤油ベースのスープ。それでふと思ったのです。白龍の居心地の良さってなんだろう?と。

このところなんか世の中が殺伐として来たなと思うことがあって、少し前に友人にそのことを話したんです。そしたら哲学科出身の彼はこんなこと言ったんです。

「人はみんなふたつのことがあると、必ずどちらがより良いかを考えるからね」と。

それのどこが悪いのか全くわからなかったので何度も質問したんですけど、結局意味がよくわからなかったんです。彼はこんなことを言ってました。

「ふたつの違いを認識するだけでいいんだよ。優劣を決めることでいろんなものの違いに、優劣という幻想が付随してしまう」

そのことを話したら、勘のいい奈々子さんは以前江古田駅のそばにあった珍竹という中華料理屋さんのことを思い出してくれました。

珍竹はかつて江古田通りにあったカウンターだけの中華料理屋さんでした。ご夫婦二人で営業なさっていて、10席程度のカウンターはいつもほとんど満席でした。奈々子さんは、お客さんがみんな肩を寄せあうようにして食べていたそこのアットホームな雰囲気が好きだったので、どうしたらそんな雰囲気になるのか質問したそうです。すると意外な答えが返って来ました。

「お客さんの名前は覚えないの」

接客業ではお客さんの名前を覚えるのは基本の一つです。なぜそれをしないのか。奈々子さんはさらに質問したそうです。

「だってお客さんの名前って、しばらくすると忘れるでしょう。覚えているお客さんと覚えてないお客さんといると、覚えていないお客さんはきっと面白くないだろうから、もとからみんな名前は覚えないの」

普通なら、より良いのは接客業の基本を守る「お客様の名前を覚えること」と考えそうですけど、珍竹ではカウンターだけですから、目の前のお客様の顔を見て、「はい、どうぞ」とやればそれで十分だし、そうするほうがみんな安心していられたのでしょう。

なるほどなぁと思っていたら、奈々子さんはこんなことを言いました。

「このところコロナの件でアクリル板の仕切りがあるでしょう。お客さんの顔が見にくいし、カウンターでのお話もしにくい。仕方ないことだとは思うけど、お客様には申し訳ないと思います。こんな状態でもお客様に来ていただけて、とてもありがたいと思っています」

ゆずワンタンの香りに浸りながら、もの思うキタでした。

● 今月の会員様特典
お店でお食事いただいたひとグループ様に2点までミニ杏仁豆腐を差し上げます。
ご来店いただいた全員が会員様というグループには申し訳ないのですが2点までのサービスとさせていただきます。
その代わり2月のあいだは毎日ご来店いただいても特典をご利用いただけるようにいたします。
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● 2月の営業日のお知らせ
月曜定休の他に、8日(火)まで、火曜日はお休みをいただきます。
それ以降はその時の事情を勘案いたしますので、ご来店の際はカレンダーをご確認ください。

ホームページに営業予定カレンダーがございます。
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次号は2021年3月1日(火)に配信予定です。
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