幸運の白龍_________No.0202__23.05.02
http://www.tomato-tanmen.com
季節の野菜を
たくさん召し上がっていただける
創作中華料理店
今日のメニュー
● 懐かしむ
● ５月の季節メニュー
● ５月の営業日のお知らせ
● 懐かしむ
HIDE～O♪HIDEE～O♪ ノモガナ～ゲレバダイジョウブ♪
ジャマイカの民謡の形式を取って歌われた「バナナ・ボート」という原曲から野球選手の応援歌に使われたこのフレーズは、原曲の知名度を日本に大きく広めたかもしれません。
この原曲の歌い手である米国歌手ハリー・べラフォンテさんの訃報がニュースで取り上げられたことで、スポーツに疎いわたしも「あ、あの応援歌に使われた曲だー」とわかりました。
もともとは港でバナナの荷揚げをするジャマイカ人の労働歌なんだそうですね。
さてゴールデンウィークに入ると毎年、元アルバイトスタッフのオー君がおじいちゃんの持っている山にタケノコ堀りに行った帰り、どっさり筍を白龍に置いて行ってくれるというのが恒例のようになっています。
時期的にはちょっとかぐや姫が赤ちゃんで出てきそうな成長ぶりなので、食べられる部分を探す作業が多いのも正直なところ。
会社勤めのオー君のまとまったお休みがゴールデンウィークなのだからしかたないです。
オー君のタケノコ掘りの話はよく聞くとレジャーというより竹に成長してしまう前の山の掃除で、「have to」に近いのです。
こちらとしては顔を見せてくれるというのはうれしいことなので、なかなか歯ごたえのあるシーズン終わり間際の筍を喜んで毎年まかないでいただいています。
オー君が働いていたのは野茂英雄投手がメジャーリーグを引退した少しあと、大学2年生になったばかりでした。それから卒業までいてくれて無事に希望の会社に就職し、年末に上司の方を連れて食べに来てくれた時はなんとも嬉しかったのを覚えています。
彼も忙しくなって、筍を届ける以外はお店に来ることがなくなっていましたが、今年は４月の中旬に筍を持って現れ、近々食べに来ますと言って本当につい先日一人で食べにきてくれました。
「今年は筍まだ軟らかかったよ」とつい本音を言いそうになって、大人の言い回しをします。
タケノコ掘りのラフな服装しか毎年みていないので、日本橋から会社帰りに寄ってくれたオー君のスーツ姿はすっかり働き盛りの青年でちょっとしたギャップでした。話し方や物腰は学生のころと変わらないんだけれども、もう３０代になったと聞いてこちらの歳も実感。
彼が帰ったあとは「へえ～スゴいね。はあ～。あのオー君がなあ」と隣近所のおばさんみたいな感嘆詞しか発しない平野でした。
物静かなオー君が一人飲みでカウンター席で普通のお客様のように目の前にいることがまず不思議な感覚でした。
「一人飲み他でもするの？」と聞くとワインが好きでスペインバルとかに寄るそうです。
「一回の一人飲みの予算は５千円までと決めています」
結構贅沢出来るじゃないか、いいなあ。
19歳のときに出会って、成人をして卒業まで一緒にご飯に行ってもお酒を飲んでいたか思い出せないので聞いてみました。
「オー君、成人してはじめて飲んだアルコールって何だった？ 白龍でもお酒飲んだっけ？」
と聞いたら、顔がほころんで答えてくれました。
「白龍でいただいた紹興酒です。ビールもいいけどこれからどこでも飲めるから、美味しい甕だし紹興酒を飲みなさいよってママさんが出してくれた」
続けて
「初めて飲んだアルコールが紹興酒っていうのがちょっと変わってるから僕の自慢です」
カウンター席の端に紹興酒のグラス片手のママさんを見ることもなくなってしまいましたけど、どんなアルバイトさんたちも、社員さんも、ママさんと一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりして色んな一面を語ってくれ、胸襟を開いて付き合っていくうちにお店の魅力の一部となってくれました。
「ママさんがいればダイジョウブ♪」
そんな時代も懐かしさを感じるようになってきたこの頃です。
来年は「have to でタケノコを掘りながら歌うたったりしないの？」って聞いてみようかな。
● ５月の季節メニュー
・クレソンと生姜、アサリをいれたタンメン 1480円（税込） 10日(水)から提供します。
大粒の活きアサリの旨味とほろ苦いクレソンが、生姜の効いたタンメンスープによく合う季節のタンメンです。
アサリの産地偽装のニュース以来、全体的にアサリの価格が上がっています。
値上げを余儀なくされましたが、ご満足いただけるアサリを仕入れるよう努力いたします。
https://www.tomato-tanmen.com/whitedragon/menu-seasonal-kuresonshougaasaritanmen/
● ５月の営業日のお知らせ
14日（日）まで夜営業時間を30分早め、21時にラストオーダー、22時閉店とさせていただきます。
連休明けの17日（水）からは、入店、ラストオーダーを21時30分に戻します。
よろしくお願いいたします。
毎週月曜は定休日です。
現在人手不足もありスタッフの労働環境を整えるため、火曜はお休みか、夜のみの営業とさせていただいています。
よって５月は、
３日(水)
８日(月)と９日(火)
１５日(月)と１６日(火)
２２日（月）
２９日（月）にお休みをいただきます。
２３日（火)、３０日(火)は、お昼の営業を休ませていただき、夜5時からの営業といたします。
こちらに営業日を表示したカレンダーがございます。
http://bit.ly/tomatancal
Googleで「白龍トマト館」を検索すると、Googleサイト内で営業時間が見られるようになっていますが、そこに表示されている営業時間には、臨時休業などが反映されていません。
なので、白龍トマト館のサイトにあるカレンダー(http://bit.ly/tomatancal)をご覧になるか、お電話によるお問合せをお願いいたします。
お電話はこちらまで。
03-5988-7330
次回の配信は2023年6月1日(木)となります。
2日間たっても届かない場合は
info@tomato-tanmen.com
までお問合せ下さい。
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『白龍の門』を利用して発行しています。
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